白田家住宅母屋は平成26(2014)年4月25日に登録有形文化財に登録されました。
白田邸は、磯部村 (現、糸魚川市) 藤崎の斉藤家の建造物を移築しました。
斉藤家は、大肝煎の家柄で、加賀藩の本陣でもあり、加賀の前田侯が参勤交代に駕籠を休められた家です。
明治11(1878)年9月26日、明治天皇が北陸御巡幸の際、斉藤家で小休止されました。
「北土院」「離れの間」の建造物は建築当時そのままで、欅・杉・松・栗・太い柱や梁が重量感にあふれています。欄間や襖などは当時の名工や、手腕のある職人の作品です。土院の蹲(つくばい)や吊り灯篭など、どれをとっても時代を代表する職人技が光っています。
白田邸は天和3年(1683)の検地帳にも登場する旧家であり、庄屋七郎右衛門が白田の祖先です。
(天和検地は松平中将家の遺領の検地)上田藩真田伊豆守内木村縫右衛門の名が残る古文書が保存されています。