史跡・名勝

大池いこいの森

昭和34(1959)年に、直峰松之山大池県立自然公園が指定されました。その後大池周辺が大池県民いこいの森として昭和52(1977)年オープンしました。昭和62(1987)年4月1日に新潟県から旧頸城村に譲与され今日に至っています。

公園内には、ビジターセンター、キャンプ場、ビオトープ、遊歩道があり、目の前の山が雁金城跡で、春は桜、秋は大池まつりと市民のいこいの場となっています。

大池・小池は、近世「大池溜」「小池溜」と呼ばれていました。記録上の初見は、元禄元(1688)年の「花ヶ崎組村々御役高書上帳」に樋守に15石、10石の樋守給を出していたことがわかります。土手繕、井堰、用水江などの工事は水下の村々(日根津・仁野分・森本・花ヶ崎・石神など)が担った。また、大雨などによる被害も明和7(1770)年の小池土手大破など10回の記録が残っている。付近は猟場・魚場であり、鳥役(税)の記録もあります。明治22(1889)年頃より養鯉業が始まり、毎年10月17日が池ざらいと即売があり、水揚げは5~6tと言われていたとのことです。

頸城村史より引用する。

[昔話]大池・小池の伝説

昔、大池には数百年も生きた大亀が住んでいました。一方、小池にはこれまた数百年も生きた大蛇がいました。

ある年の夏、日照りが続き、大池の水が涸れてしまいました。すると、池のなかにぽっかりと浮かび上がった土饅頭のような物がありました。

その頃、隣の小池の水も見る見るうちに少なくなり、あっという間に涸れてしまいました。すると土手際の大きな水溜りのなかに、横たわっている生き物がいました。それは大蛇でした。喉まで大きく裂けた口、背中にはくすんだ黄金色のまだら模様があります。のったのったと、のたうち回るたび、それが日の光に反射しています。あまりの恐ろしさに身の毛もよだつほどでした。

そのうちに大池の水もとうとうと干上がってしまいました。すると、あの土饅頭のような物が、のっそり動き始めました。それは、とてつもなく大きな亀だったのです。やがて大亀は土手の上にずるっずるっと這い上がってきました。そして小池の方にじっと目を据えました。ちょうどそのとき、大蛇も火焔のような舌をぺろぺろと動かしながら、池の水溜りから這い登ってきたのでした。大蛇は土手の上でとぐろを巻くと、大きな鎌首をもたげ、悠然と辺りを見回しました。と、そのとき大亀の三角眼と大蛇の切れ長眼がぴったり合いました。二匹は初めて見る相手の大きさにびっくりし、しばらくにらみ合っていました。

突然大亀が「お、お前は誰じゃ。わしは大池の主じゃぞ。わしより強くでっかいものは、この辺りにはおらんのじゃ。とっとと消え失せろ!」とこぶしを振り上げました。「なんだとぉ、お前が大池の“どん亀”か。おれは大蛇さまだ。小池の主だぞ。お前がどんなにがんばっても、このおれのすばしっこさと尻尾の力にはかなうまい。くやしかったら、かかって来い」。大蛇はいきなり「ボタッ」っと尻尾で地べたをたたきつけました。
「何おっ!」「ガー!」。二匹はほとんど同時に猛然と相手に襲いかかりました。
その勢いのすさまじいこと。ぶつかり合うたびに「どどっ」と地響きがしました。勝負は容易につきません。とうとう二匹ともふらふらになってしまいました。

ところが、そのときです。大亀がぱっとひらめきました。「そうだ、眼だ。やつの眼を狙おう。」大亀がじりじりと詰め寄ると、大蛇はあわてて、とぐろを巻き直そうとします。その瞬間、大亀は死力を振り絞って飛びかかりました。
「ギャーッ!」。
悲鳴を上げたのは大蛇でした。大亀が大蛇の目玉に食らいつき、見事に片目をつぶしてしまったのです。大蛇は尻尾を巻いて、いずことなく姿を消してしまいました。

不思議なことに、それ以来、小池のコイやフナはみな片目になってしまったといいます。大池は大亀と大蛇の伝説を秘めて、今も美しい水を静かにたたえています。

 


●所在地
上越市頸城区日根津116-1 
●交通アクセス
北陸自動車道柿崎インターチェンジから車で20分 えちごトキめき鉄道 「直江津駅」からバスで40分、またはタクシーで30分 ほくほく線「大池いこいの森駅」から徒歩15分 
●駐車場
 
●営業時間
休館日:月曜日・国民の祝日の翌日・年末・年始                                                                                                (注)平成27年12月16日~平成28年2月末は土曜日・日曜日・祝日のみ営業します(平日は休館します) 開館時間:午前9時~午後5時(予約がある場合は午後10時まで) 
●料金
https://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/nousonshinkou/kubiki-visitor.html 
●お問い合わせ
大池いこいの森ビジターセンター   〒942-0216 新潟県上越市頸城区日根津116-1 (電話:025-530-3160/ファックス:025-530-3851) 
●関連リンク
https://www.city.joetsu.niigata.jp/

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